こんにちは!こたにです。
「佐久間宣行のずるい仕事術」を読み終わったので感想を書きました。
仕事について悩んでる人はぜひ読んでほしい1冊です。ためになるけど、むずかしくない。そんな本でした。
新刊「ごきげんになる技術 キャリアも人間関係も好転する、ブレないメンタルの整え方」も発売されました!
「佐久間宣行のずるい仕事術」の著者は、テレビプロデューサーの佐久間宣行さん。ニッポン放送で「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」のパーソナリティーをしています。最近は、他のラジオ番組にゲスト出演されることも多いです。
「佐久間宣行のずるい仕事術」は、仕事術編、人間関係編、チーム編、マネジメント編、企画術編、メンタル編の6つの章から構成されています。間に、放送作家のオークラさんや、おぎやはぎのコラムが入っています。
どの項目も、佐久間さんの経験を元に編み出された仕事術が書かれています。こんなことがあったから、こう考えて乗り越えたと具体的なエピソードを元に仕事の工夫が語られているので、イメージがしやすいです。
佐久間さんの番組のリスナーには「このエピソード聞いたことあるぞ」というものも出てきますよ。
「それは、佐久間さんくらいのキャリアだからできるんでしょ?」と言いたくなるような仕事術は書かれていません。例えば、1章の仕事術編の最初に書かれているのは、以下のような言葉です。
とにかく楽しそうに働く。その姿を、まわりや上司にアピールする。
佐久間宣行のずるい仕事術 第1章 01「楽しそう」を最強のアピールにする
他にも、ちょっと考え方を変えたり、時間の使い方を変えれば実践できる仕事術が多く書かれていますよ。
章立てにもあるように、個人の働き方からチームマネジメントまで網羅されています。個人の働き方については、働きだしたばかりの人が悩むことから、中堅ならではの悩み、転職を意識する年代の悩みにも対応しています。
この本を読むと、佐久間さんが、仕事にも周りの人にも誠実に向き合って、こつこつと積み重ねてきた信頼がさらに仕事を呼び込んでいるんだなと思いました。
自分の好きなことをするための努力はいとわない姿勢が伝わります。
この本に人を出し抜いたり、困らせたりするような「ずるい仕事術」は書かれていません!(ラジオなどで佐久間さんのキャラクターを知ってる人はそりゃそうだろと思うでしょうが・・・)
第5章企画術編では、アイデアの出し方、企画書の書き方、企画の通し方とかなり細かく佐久間さんの手法が解説されているので、企画を作る仕事をしている人は必見です!
佐久間さんが実際に書いた企画書も解説付きで載っていますよ。
第5章企画術編 13「苦しいこともいつか必ず企画になる」が個人的に響きました。仕事に手ごたえを感じ始めたころに子どもさんが生まれ、育児と仕事の両立に苦しんだエピソードが書かれています。
徹夜しても、毎日の朝食づくりと保育園への送りは待ってくれない。
佐久間宣行のずるい仕事術 第5章企画術編 13「苦しいこともいつか必ず企画になる」
この経験ものちの企画に活かされたとあります。
佐久間さんの世代で育児と仕事の両立の大変さや、仕事に全力投球できないもどかしさを知って管理職になった方ってまだ少ないと思います。私の想像ですが、佐久間さんの部下で育児と仕事を両立している人は大変さをよくわかってもらえたんじゃないかなーと。
私の上司だった人は真逆だったので勝手にうらやましく思っちゃいました。
仕事を楽しく順調に進められる仕事術がたくさん書かれている本ですが、最後のメンタル編で仕事よりもメンタルヘルスは大事と説いています。
この章の内容が充実しているところにも佐久間さんの人柄を感じます。
自分のメンタルとの付き合い方は、くせになるとなかなか治らないので、新社会人の人はこの章をしっかり読み込んでおくことをおすすめします。
今回は「佐久間宣行のずるい仕事術」の感想を書いてみました。
今年から働きだした人は、「こういうことを意識したらいいのかー」と案内図的な役割をしてくれる本だと思います。(上司の上司を意識するとかほんと大事)
ある程度キャリアを積んだ人には、「こういうときはどうしたら?」と辞書的に使ってもいいし、「これは自分もできてるぞ」と振り返りとして読むのもありだと思います。
余談ですが、佐久間さんがラジオで話していた齋藤Dの解説は、「ほんとにぎりぎりに出されて直したりしてないんだろうな」とライブ感?を感じさせるものでした。
kindle版はこちら↓↓↓
新刊も読みごたえがあります。佐久間さんらしい考え方の本です。
ごきげんでいられたら誰だって嬉しいですよね。
佐久間さんのラジオ番組、「佐久間宣行のオールナイトニッポンゼロ」で現在3冊の番組本が発売されています。
リスナーの人が読めば、こんなエピソードあったな!と思えるし、聞いたことない方は、聞いてみようかなと思える本です!
表紙がそれぞれ、佐久間さんが好きなクリエイターの方がイラストを描いているのも見ものです。
This website uses cookies.