こんにちは!こたにです。
ジェーン・スーさんの新作「闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由」を読み終わったので、感想をシェアします。
すでにSNSでも話題になっている本作。
エネルギーをもらえる1冊でした!
「闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由」は、ジェーン・スーさんの週刊文春WOMANでの連載をまとめたものです。
ジェーン・スーさんが13人のゲストへのインタビューをもとにエッセイを綴っています。
13人のゲスト
齋藤薫/柴田理恵/君島十和子/大草直子/吉田羊/野木亜紀子/浜内千波/辻希美/田中みな実/山瀬まみ/神崎恵/北斗晶/一条ゆかり(敬称略)
ゲストの方はみな、一度はメディアで名前を目にしたことがある方ばかりです。
「闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由」を読んだ私の感想をおすすめポイントを紹介します。
本の冒頭の「はじめに」。
生存者バイアスの話から始まり、「キュリー夫人」の話を例に、その人本人にフォーカスした話が女性には少ない、でも、頑張って自分の庭に花を咲かせた女性はいる。
だから、そんな女性たちの話をもっと聞いてみたいと思った・・・と本が作られた経緯が語られています。
おっと、ここで気後れしないでほしい。誰もが夢をつかみ取る人生を歩まなくたっていいんだもの。でも、それをやってのけた女たちがいることも知ってほしいのだ。
ジェーン・スー著「闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由」
この本に登場する方たちのようになりなさいというメッセージは発さないところにスーさんの優しさがあると思いました。
本編を読む前に必ず「はじめに」を読んでほしいです!
「闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由」に登場するゲストの方々は、第一線で活躍するという共通点以外は経歴や年齢、家族構成も様々。
こんな出発点もあるのか、こんな回り道が・・・など、読み進めるほどに自分にも色々な選択肢があるのかもしれない!と思えるようになります。
「だって、この人と私はここがこんなに違う」というネガティブな感想を持ったとしても、13人の中のだれかのエピソードで打ち消されます。
私が特に好きなゲストを紹介します。
私は、この連載で大草直子さんを知ったのですが、そのパワーに魅力を感じました。
好きなことを仕事にしたいと考えて考えて行動するのがかっこよくて。
大草さんの「飽きる勇気」も読むと元気をもらえますよ。
スーさんの「生きるとか死ぬとか父親とか」が原案のドラマで、主人公の役を演じた吉田羊さん。
今回のインタビューエッセイを読んで、印象が変わりました。
そんな吉田さんの言葉を引き出せたのは、スーさんだからなのかなと思う場面も。
13人の中で最後にエピソードが載っているのが一条ゆかりさんです。
漫画への情熱がすごく、自分の信念を曲げないエピソードがたくさん語られます。
インタビュー自体が漫画の世界のよう。
読むとすごくパワーをもらえます。
学生時代のデビューで「一条ゆかり」という、大人っぽさを感じるペンネームを使っているのも
かっこいいなと思いました。
13人全員の感想を書きたいところですが、長くなりすぎるのにこの辺で。
目の前のことに真摯に取り組む話をしている方が多くて、(この話はスーさんもよくしてる)
やはりそこに尽きるのか・・・と思ったりもしました。
簡単なようで、難しい作業。
今回はジェーン・スーさん著「闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由」の感想を書きました。
どの方のインタビューも読みごたえがあるし、「きっとこのエピソードはスーさんだから聞けたのでは?」と思うようなパンチラインも多々。
スーさんが出演している生活は踊るにゲスト出演されている方も多いので、生活は踊るが好きな人は
この方にこんなエピソードが!という楽しみ方もできると思いますよ。
この本の楽しみ方は複数あって、
13人の色とりどりのエピソードを読みものとして楽しむのもあり、
語られている13人にエピソードから、自分に取り入れられるものを探すのもよし、
13人はこうだった、では、自分は?と自分を見つめ直す時間にするのもありだと思いました。
13人のインタビューの中でも、スーさんが想いを巡らせる場面は出てきますが、
「おわりに」にぎゅっと凝縮されたスーさんの素晴らしい言葉がたくさん並んでいるので、最後までしっかり読むのがおすすめです。
私は、スペースの都合でkindle版を買ったのですが、ハードカバーの装丁がとても美しいのでハードカバーもおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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