桜林直子著 つまり“生きづらい”ってなんなのさ 様々な視点で見た“生きづらさ”

つまり“生きづらい”ってなんなのさ
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こんにちは!こたにです。
ひさしぶりの更新です。ラジオを聞いたり、本を読んだりはしていたのですが、ブログにたどり着かず・・・。
今年はもっと更新できたらと思います。

今回は、サクちゃんこと桜林直子さんの「つまり“生きづらい”ってなんなのさ」の感想を書きます。

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つまり“生きづらい”ってなんなのさ の概要

「つまり“生きづらい”ってなんなのさ」は、サクちゃんが5人の専門家の方と【生きづらい】について話をしたトークイベントの会話をもとに構成されています。

会話形式で進むので、読みやすかったです。

サクちゃんが対談したのは以下の5人です。

  • 星野概念さん(精神科医)
  • 磯野真穂さん(文化人類学者)
  • 東畑開人さん(臨床心理士)
  • 石井ゆかりさん(ライター)
  • 武田砂鉄さん(ラジオパーソナリティ・ライター)

それぞれ、違う視点で生きづらさについて話していて読みごたえがありました。
では、感想を書いていきます。

つまり“生きづらい”ってなんなのさ を読んで

「つまり“生きづらい”ってなんなのさ」の感想を書いていきます。
内容を知りたくない方は気を付けてください。

会話の中で「土グループ」「鬼コーチ」などのワードが出てきます。
これらのワードは、サクちゃんとジェーン・スーさんのポッドキャスト「となりの雑談」で生まれたものです。

書籍化もされているので興味がある方はこちらもぜひ!

第1章 人は傷つけてくるものなの?

初めは、精神科医の星野概念さんとの対談です。

サクちゃんと星野さんで、土グループについて話していました。
土グループと名前を付けたサクちゃんにも、明確な定義がわからない土グループ。

でも、星野さんとの対話で同じグループの人の共通点を見つけたりもしていました。
ただし、定義するのが目的ではないです。

何かを変えたいとなったら自分以外の誰か関わってみるのがよいという話も出ました。

となりの雑談ではおなじみの頭の中に平野レミさんをの話も。

第2章「わたしらしさ」の呪縛

第2章では、文化人類学者の磯野真穂さんとの対談。

初めから、世界には生きづらさを感じない文化の人たちもいるという話が出てきてびっくり。

おふたりの体験も踏まえて、欲についても話していました。
お互いに面白いと思って出会うと、いい作用が生まれれるけど、~してほしいで出会いを探すとうまくいかない話が印象的でした。

文化人類学の視点で見ると、広角レンズのように広い視野で物事を捉えられるのがいいねとも。

他人を信じやすい磯野さんと警戒しやすいサクちゃんの人とのかかわり方の話も興味深かったです。

対談の中で紹介されていた磯野さんの著作。気になっています。

第3章 他者との関わり脚本を考える

第3章は臨床心理士の東畑開人さん。

サクちゃんが、心理士と精神科医の違いを聞いていたのですが、精神科医は医師なので薬が処方でいるけど、心理士は患者さんとのコミュニケーションの中で、不調の原因を探すとのことでした。

人生を脚本に例えたときに、脚本は自分で書き換えられるんだよというのが主な話。

じゃあ、いい脚本にすればいいのではと思うけど、そうはできなかったりもするというところに生きづらさがあるのではといった感じで進みます。

全部整ってから動くのではなくまずは動いてみることが大切、そうすれば脚本の結末が変わることもあると。

そこから最終的に、生きづらさを文学的と言い換えたらに落ち着くのがまさに対談という感じで好きでした。

サクちゃんは、考え事をするときに頭の中に箇条書きが浮かんで、今日はこれをかんがえるぞ!と選べるんだそう。

第4章 信じる力と疑う力

第4章はライターの石井ゆかりさん。石井さんは、占いについての記事を書かれるライターです。

石井さんとの対談で印象に残ったのは、「見えづらい、聞こえづらいは、見えにくい、聞こえにくいという意味で使われるけど、生きづらいは、生きにくいにプラスして、”生き辛い”のつらいのニュアンスが入ってるよね」というやりとり。

何らかの辛さがあって、それは何に起因しているのかなというところまで話が進みました。

色々なものが数値化されていることも原因の一つではというのに納得。

最近は、情報が多いのもあって「失敗したけどどうにかなった」という経験が少なくなっているという話題にも納得でした。

第5章 感情アーカイブとの付き合い方

最後は、ラジオパーソナリティ・ライターの武田砂鉄さん。

対談の冒頭に、となりの雑談の書籍の帯に「過去を大事に抱えてない?」とあって、自分はより一層過去を大事にしようと思ったと言う砂鉄さん。
なんとも砂鉄さんらしいなと思いました。ラジオを聞いたことある人なら共感してくれますよね?

生きづらさがあるかについて問われたときも、あるけれど、意識しすぎないようにしたりして、うまく調節しているという回答。
いわゆる土グループの人からしたら、目からうろこなコメントが多い対談でした。

まとめ

「つまり“生きづらい”ってなんなのさ」を読んでみて、生きづらさの正体はこれだ!とはなりませんでした。

でも、「生きづらい」というテーマをさまざまな視点から見ることで、こんな考え方もあるのかと引き出しが増えました。

特に、文化人類学からの話は、今まで聞いたことがなかったので面白かったです。

サクちゃんの土からの脱出の話もひさしぶりに聞いて、うっかりまた土の中にいたわとも思いました。意識を変えるのは難しいですね。

この本は、気になる章から読んでも大丈夫なので、気軽に手に取れると思います。

気になった方は、ぜひ読んでみてください。

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