長田杏奈さんの「美容は自尊心の筋トレ」を読み終わりました。
美容をがんばって、きれいになると自尊心が高まる本かなと思って読み始めたのですが
全然違いました。
美容をきれいになるためのものと考えるのではなくて、美容とは自分を優しく扱う練習と考えようと説く本でした。
この本を知ったきっかけは、2021年1月4日のTBSラジオジェーン・スー生活は踊るの相談コーナーでした。
2021年1月4日の相談の内容
相談者さんは顔にコンプレックスがあり、化粧のために鏡で自分の顔を見たくなく、普段の洗顔やスキンケアも怠りがち。
しかし、仕事で授賞式に出席することになり、フォーマルな格好をしないといけない状況に。服装に合わせてメイクもしないといけないと思うが、自分の気持ちとしてはメイクをしたくない。どうしたらいいでしょうか。
この相談を受けて、ジェーン・スーさんが紹介したのが長田杏奈さんの「美容は自尊心の筋トレ」でした。
この本を読むことで自分をいつくしむ方法を考えてみては?とアドバイスを送っていました。
「美容は自尊心の筋トレ」を読んだ感想
本題に入る前に自尊心の筋トレ十訓が書いてあり、その1には「生きているだけで美しい」とありました。
生きているだけ?あれ?美容を頑張ってきれいにならなくてよいの?と頭の中が軽く混乱。
混乱しつつも読み進めると、美しさの定義の話や、美容を心掛けることで気持ちが癒される話が載っていて、美容テクニックよりも気持ちに作用する美容について語られていることがわかりました。
私が気に入ったのは「イケてる!という感覚は世界を速攻で変える」という節。
ファッション界のトレンドを例に、美に対する価値観は一つではないと説いています。
読み終わった後には勇気と元気がもらえる本でした。
メイクをどうしたらよいか?という相談に対して、メイク方法のアドバイスをするのではなく、もっと根本的な心の在り方に言及するのがスーさんらしいなと思いました。
普段メイクをしない小笠原アナウンサーから見たコスメカウンターのイメージや、メンズ美容を勧めるスーさんの話も興味深かったです。
メイクのトレンドも、コンプレックスを隠すものからその人長所をより魅力的にするものへ変わってきている昨今。
この本に書かれている考え方は、どんどん世の中のスタンダードになるだろうなと思いました。
気になった方はぜひ読んでみてください。
相談内容はラジオクラウドで聞けますよ。
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